どもども、しばたまる(@yabaikagu)です。
え〜そろそろ、
ブログを始めて9・10か月くらいでしょうか。
ほんの数ヶ月前まで平凡な大学院に通うただの建築学生だったぼくが、
人生初となる上京(千葉なので詳しくは上葉)を経験して、2年間続けてきたスーパーのアルバイトを辞めて、自分を応援してくれる仲間ができて、
ブログやデザインでアルバイト以上のお金を手に入れられるようになっていました。
まぁ稼いではいないんですけど。
不器用&飽き性で高校の部活すら満足に続けられなかった自分としては…うん。
少し不思議なくらいの変化です。
ですが、最近あまりに自分の環境に変化あり過ぎて、地に足がついていない感覚がしたので、
今回は「今までのこと・最近のこと・これからのこと」をしたためて一度、原点に帰ってみようと思います。
正直言うと最近、世界観を作ろうとしていた。
ちょっとかっこいいじゃないですが、
世界観がある人って。
最近、ツイートの回数が極端に減ったのも、
更新頻度が極端に落ちたのも、
定期的にテイストが変わるのも、
そろそろ自分の世界観がにじみでるような発信がしたいなぁ~と思って自分の中を必死に模索してたから。
もしかしたらブログやSNSで発信する人の誰もが悩むことなのかも知れないし、
そんなことで悩んでいるのはぼくだけなのかもしれないんだけれども、
とりあえずぼくはものすごく悩んだ。
特徴的なキャラクターを作らなきゃとか。
面白いと思ってもらえることを考えなきゃとか。
他人に有益なこと発信しなきゃとか。
そんなことばかりを頭の中でグルグルグルグル考えるようになってしまったんですよ。
そして考えれば考えるほど、発信ができなくなる…
そんな感じで自分の世界観を自分でデザインしようとしていたわけなんだけど、
結局、どれだけ頭をひねっても世界観をデザインする方法なんて見つかりませんでした。
それよか散々悩んだあげく、
「世界観は作るもんじゃなくて、勝手にできるもんなのかな」
と思えるようになったし、
そもそも、自分の持つ世界を世界観って表現している時点でおかしな話だったんですけどね。
そんなこんなで世界観を作ることを諦めたぼくなんですけど、
今思えば完全に目標を見失っていたと思んです。
なのでもう一度、自分がブログを始めるまでに至った物語をつづってみることにしました。
今までのことを正直に
そもそもぼくがブログを始めたキッカケは、
お金を稼ぎたいからとか、
フリーランスで自由な生き方がしたいとか。
そんなことは微塵もまったく考えていなかったんです。
なんていうか。
立場を気にしなくてもいい立場を手に入れたかった。
それだけなんですよね。
キッカケは卒業設計
キッカケは大学4年生で取り組んだ卒業設計。
~卒業設計とは~
大学を卒業する上での最終課題。卒業論文の代わりに作品や成果物を作成すること
ぼくは卒業設計に「売買春」というテーマで取り組んでいました。
まぁ内容を話すと長くなるし、今は書けないことが多いんだれけども、
このテーマ(売買春)を選んだのは、ぼくが売買春の盛んな地域を訪れた時に受けた衝撃からでした。
その地域には産まれてからず~と売買春を身近に感じて生きてきた人や、
客を待つ娼婦の方と戯れる子供がいて、
売買春を目的に街に訪れた人で支えられている飲食店や宿泊施設があったり、
もちろんそこで働く娼婦の方にもいました。
最初はその光景に驚きを隠せなかったけど、余りにもその地域には自然にそれが存在していて、
なんていうか、
ご飯の横に味噌汁があるように、
生活のすぐ隣に売買春の文化が寄り添っていた風景があったんです。
そんな体験をした後、
ぼくはもっと深くこの文化を知りたくなって、
その地域の歴史や売買春の社会的な背景などを調べ始めたのがぼくの卒業設計のスタートラインでした。
そして卒業設計に取り組む中、
ぼくはとあるおじさんに出会いました。
そしてそのおじさんに出会ったことで、少しだけ人生の目標を見つけることになったんです。
おじさんの話
そのおじさんは、その売買春の盛んな地域で宿泊施設とバーを経営しているマスターで、
ぼくはその地域についての話が聞きたくて、たまたまおじさんが経営しているバーに訪れました。
バーに入ってから、ぼくはカウンターに座ってジントニックを頼んだけど、
「そんなオシャレなお酒は置いてないよ」と言われたのがそのおじさんとの最初の会話。
そして余り得意じゃないハイボールを注文して、おじさんと世間話が始まりました。
そしてお酒を数杯飲んだあと。
どうしても食べたかったポテトサラダを注文する頃には、おじさんから色んな話を聞かせてくれるようになっていたんです。
-おじさん-
「いや~お客さんが女目的じゃないことは一番に分かったよ。こんな街に長くいるとね。目を見ればだいたい分かる。ギラギラしてるからね…」
そう切り出したおじさんは、
この地域の文化や自分の生い立ちの話を話し始めてくれました。
おじさんの話によると、
このバーは昔はパブだったらしく、売買春目的で街にきた男や女性でごった返していたとか。
おじさんの経営いている宿泊施設も少し前までは売買春を売りに経営していたらしい。
そうしてもう少し話を続けていると、
-おじさん-
「おじさんはね。自分でもグレーなことをしているのは分かってるんだけどね…」
とこの地域の人たちと世間との距離感の話してくれました。
売買春の盛んなこの地域が他の人からは受け入れられないことや、
この地域には売買春に頼る形態を辞めたい人も大勢いるけど、他に頼るものがなくて困惑していること。
現状そこで働いている女性がいるから経営を辞めるにも辞めれない人たちもいることや、
自分たちは世間からしたら悪人だと思われているから、外の人間にも助けを求められないことなど…いろいろです。
正直、この話を聞いた後、困惑でいっぱいになりました。
というもの、
よくやっているドキュメンタリー番組では、
風俗店を経営している人は悪者、そこに映る女性もいいイメージは決してなかったり、
どこか醜い感じに見えていたんだと思います。
話を聞くまでは当然のように、ぼくは偏見の塊だったりして…
なんかすごく切ないような、もどかしいような気持ちになったんです。
(ちょっと長くなりそうなので、割愛)
とにかく、このおじさんとの出会いで、
ぼくが今まで知ったり、見てきたものはほんの1つの側面でしかないことを知りました。
そんでもって、もし、自分が何かを作る時は、
誰かに頼れなかったり、多くの人が求めてはないんだけど、ほんの少しの人だけがすごく求めているものを届けられたらなぁ~。
なんて思い始めるようになったんです。
そしてこれが将来のちょっとした目標になりました。
(伝わりづらくてすいません。)
ある日のこと
そうして、「その地域で感じたこと」や「自分なりに考えたこと」を建築で表現してぼくの卒業制作は終わりました。
その後、卒業設計を色んな建築家(審査員)に見てもらう時がようやく訪れます。
もちろんセンシィティブなテーマだったので、色んなことを言われるのは覚悟していましたが、
ほとんどの建築家(審査員)の方に
「立場があるから公共の場では評価できない」とか「立場があるから発言できない」って言われました。
正直、「立場ってなんだろう」って思って少し悲しい気持ちになったのは今でも忘れません。
立場ってなんだろう
とどのつまり、自分が将来なりたいと思っていたステージの先にいる人達(建築家)が、
口を揃えて「立場が…立場が…」っていい始めたのがなんか符に落ちなかったんです。
そうしたモヤモヤを抱えながら、ぼくは大学院に進学することになります。
元々就職するのが嫌だったし、
もう少しだけ建築を勉強したいと思って進学したわけんですが、
前の道をただ単に進んだら、
「自分にも発言できないような立場ができちゃうんじゃないのかなぁ」
と思うようになったんです。
そうして色んなことに触れてみる大学院生活がスタートします。
ある時はプログラミングを勉強してみたり…
ある時は民泊事業をやろうとしてみたり…
そうして出会った1つがブログだったんです。
ブログに出会う
ひょんなことからとある発信者の講演会に迷いこんでしまい、
そこでブログやTwitterなどのSNSを運用することの重要性を知って、翌日からさっそく始めることにしたんですよね。
今考えたらすごく昔のことのように感じます。
別にブログやSNSを始めたからといって何かが変わるとは思っていませんでしたが、
このまま単に大学院を卒業するのは何かちがうなぁ~と思っていたので…
そうしてモヤモヤを抱えながらブログを初めて半年間くらい時間がたった頃、
すると少しづつ知り合いも増えてきて、
自分の発信したものを好きって言ってくれる人や面白いって言ってくれる人も現れたり、
おそらくブログを始めなかったら出会えなかったであろう人にたくさん出会うことができました。
そんでもってブログを初めて8ヶ月くらいたった時には上京するまでになっていたワケなんです。
最近のこと
そうして現在、ぼくのスポンサーである飯島一休さんの家に住まわしてもらっています。
え〜この人↓詳しくはコチラのブログを見て下さい。
» KAZUYOSHI IIZIMA OFFICIALBLOG
スポンサーとして支援してもらっているばかりか、住む場所・寝るための布団・ぼくが作業するためにWifiまで完備してくれたり、
ぼくがブログや発信で悩んだりするとそれとなくアドバイスをくれたりする神様。
正直、感謝しても仕切れないくらいお世話になりっぱなしな次第です。
ちなみに神様(飯島一休)は相当な甘党なので、ミルクティーを差し入れするとご機嫌になります。
そうしてスタートした新生活も一ヶ月が過ぎ、
ブログを収益化してみようとアフィリエイトに手を出してみたり、
やったことないロゴデザインに挑戦したりしました。
まぁその結果、アフィリエイトは数千円程度。
ロゴデザインでは5・6万円くらい稼ぐことができたので、
なんとかバイト無しでもギリッギリッやっていけてる次第です。
そうしてブログを初めて上京して新生活にも少しづつなれてきた矢先、
ようやく後ろを振り返る余裕ができました。
「あれ…何がしたいんだっけ?」
何か始めなきゃと思って始めたブログ。
とりあえず初めてみたら気づくとぼくは上京していました。
すごく大きな進歩ではあります。
でも、ようやく後ろを振り返った頃には、
何のためにブログを初めて、何のために活動していたのか自分でも見失い掛けていたんです。
そうして、ようやく思い出しました。
そう言えば、立場を持たないクリエイターになりたいんだった。
そうなんです。
ぼくは元々ブロガーになりたくて、ブログを始めたのではなく、
自分のなりたいクリエイターになるためにブログを始めてみたんですよ。
これから
まぁ思い出したからと言って、
何が変わるわけでもないし、
正直、今の自分に何が必要で、何を最初にやるべきなのかは分かりません。
ですが、
ようやく後ろを振り返ることができたので、
純粋にやりたいことや、自分の目標に近づけるように活動してみようと思います。
そんでもって、
一旦ブログを書くことを軸に生活するのは辞めようと思います。
あっブログを書かないわけではないですよ。
何かしなきゃ思ってとりあえず始めたブログから、
自分の目標のためにブログを利用する段階に移るっていうことです。
このブログ(SUKIM)を始めたのも、その1つ。
ぼくはあんまり器用ではないので、悩んだりしている時はたいてい更新頻度が落ちますし、
頭を整理するのに少し時間がかかり過ぎたような感じもしますが、
これからは少しだけ前に進めるような気がしています。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
あまり正直に文章を書くことがないので、少し伝わりづらかったと思います。
これまでに出会ったあなたと、あの時はマジでダメだったよなぁ~なんて語り合える日。
そんな日が来たら最高だなぁ~。
チャリンチャリン~。
おしまい。